どのくくりわなでも踏込部に足を踏み入れることに着目し、
獲物が脚を踏み出す力を利用し、
ワイヤーがくくれる。
その原理を生かしました。
本体部(透明な樹脂板とその周囲を囲む白板)は
何枚かが重なってできており、
白板と透明板の間にワイヤーを沿わせ、仕掛けます。
そしてより戻し付近に針金を利用し竹杭を取り付け、
地中に叩き込みます。
獲物が本体部に足を踏み入れる
(中心に緩やかなカーブを描いており、
獲物の爪が滑りやすい設計)と、
その違和感でかなり飛び上がります。
竹杭と重なり合った本体部が押さえになり、
一瞬でワイヤーがくくれます。
暴れているうちに本体は脚から離れます。
これから先は通常のくくりわなと同じく、
ワイヤーだけで獲物の脚を捉えている状態です
透明板は耐衝撃性、耐熱性・低温特性に優れた性質を
持つ素材を使用しており、
一度の使用で壊れることはありません
(イノシシに噛みちぎられた狩猟者様はおります)
当組合では連続11回使用した実績(継続中)があります。
『いのしか御用』は至ってシンプル、付属部品はありません。
本体中央部(透明板の中心)に重量設定をしております。
狩猟界で最もトラブルになると言われている、
猟犬が誤ってかからないように
本体中央部に約20kgの重量設定をしております。
ですので、うりぼう等
の小さなモノはかかりません。